WSJT-XのAP使用とは?
今日は薄曇りで、秋らしい気候ですが相変わらず寒暖差の激しい天候です。
昨夜は、FT8でC5R ,FW1NAのあと20mでTF3JB(Iceland)と A93MO(Bahrain)が出来ました。2局ともATNOです。
今朝は、15m FT8でTY5AD(Benin)と出来ました。Band Newです。
夕方は、12mで日本人オペレータのT88DT(Palau)と出来ました。こちらもBand Newです。
一方 6O3T(Somalia)は12mなどでデコードはできるのですが、QSOできていません。
さて、WSJT-X improved(v3.0.0)のデコードメニューに「AP使用」があります。
この意味をよく理解してなかったので、マニュアルを読んでみました。
まだ完全に理解していないのですが、FT8などでエンティティの前に表示される 「a1」などの意味が分かりました。
キーメッセージは、「APにより、デコーダーの感度が最大 4 dB 向上しますが、誤デコード率がわずかに高くなります。」
以下「15.1. AP Decoding」の日本語訳です。
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FST4、FT4、FT8、JT65、Q65 用の WSJT-X デコーダーには、最小限の QSO 中に自然に蓄積される情報を利用する手順が含まれています。この事前情報 (a priori: AP) により、デコーダーの感度が最大 4 dB 向上しますが、誤デコード率がわずかに高くなります。
AP は FT8 と JT65 ではオプションですが、Q65 および FT4 と FST4 でデコード深度が Normal または Deep の場合には常に有効になります。
例えば、CQ に応答しようと決めた場合、自分のコールサインと QSO 相手のコールサインは既に分かっています。そのため、ソフトウェアは次に受信するメッセージの少なくとも 57 ビット (2 つのコールサインそれぞれに 28 ビット、メッセージタイプごとに 1 ビット以上) に何が期待されるかを「認識」します。これにより、デコーダーの役割は、メッセージの残りの 15 ビットを決定し、その結果の信頼性を確保することだけになります。
APデコードは、APビットを仮定値に設定することから始まります。
これは、正しく受信された場合と同じです。
次に、残りのメッセージビットとパリティビットが、指定された信頼度で仮定APビットと一致するかどうかを判断します。成功したAPデコードには、aPという形式の行末インジケータが付けられます。
ここで、Pは表1に記載されている1桁のAPデコードタイプのいずれかです。例えば、a2は、成功したデコードでMyCallが仮定上の既知の情報として使用されたことを示します。タイプa7とa8は、FT8モードでのみ使用されます。a7デコードでは、前回のRxシーケンスからの情報が使用されますが、a8はa3と似ていますが、全く異なるリストデコードアルゴリズムを使用します。
・・・ 後略

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