TQSL Ver. 2.8.2
昨日と今日、神奈川県秦野市のたばこ祭りが開催されました。
もう秦野市ではたばこは栽培されていませんが、昔の名残で毎年9月の最後の土日に開催されています。写真は、たばこ祭りのフィナーレを飾る花火の写真です。さて、LoTW TQSLのアプリがv2.8.2にアップデートされています。
TQSLだけでなく、ほぼすべてのアプリに起こりえるメモリーリークの検出後の対策がされたようです。
メモリーリークが発生するとパフォーマンスが落ちたり、クラッシュすることもあるので、時々PCを立ち上げなおすなどが必要となることがありますが、ディスクに一時保存で対策されたようです。
以下 TQSL 2.8.2 リリースノートのバグフィックスと主要機能追加の日本語訳です。
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不具合修正
- エラーメッセージから「%m」の使用を削除 「%m」はLinux特有の拡張で、Windowsではサポートされていません(「アクセス拒否」などのシステムエラーを挿入する機能)。これを削除することで、両OS間で一貫した動作を実現しました。
- 「-o」オプションの処理を復元 ログ署名時に出力先ファイルを指定するための「-o」オプションが、バージョン2.5.2以降無視されていましたが、今回の修正で再び機能するようになりました。
- ADIFファイル内の「MY_GRIDSQUARE」値が局情報に反映されない不具合を修正
局情報の更新時に「MY_GRIDSQUARE」が無視されていた問題を解消しました。
- 2文字のVUCCグリッドを許容
アワードの申請には不適格な可能性がありますが、ADIF仕様上は許容されているため、TQSLでも受け入れるようになりました。
- Windows DLLファイルに必要なエクスポート値を追加
Windows環境での正しい動作を保証するための修正です。Jordi(EA3GCV)による報告に感謝します。
- DXCCエンティティが「None」の場合、VUCCグリッドのチェックを無視 DXCCが未定義のときは、VUCCグリッドの妥当性チェックを行わないようにしました。
主要機能追加
- 以前のバージョンでは、コールサイン証明書の管理時にメモリ不足でクラッシュする可能性がありました。今回のアップデートでそのリスクが軽減されました。
- 署名対象のログをディスクファイルに一時保存 これまでは署名済みログをメモリ上に保持していたため、メモリリークによるクラッシュの原因となっていました。今後はディスクに一時保存することで安定性が向上します。
- 多数のコールサインを管理するQSLマネージャ向けに、主要なコールサインをデフォルトとして設定できるようになりました。これにより、新しいコールサインの署名処理が迅速に行えます。
*マイナー機能追加は省略
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