WSJT-X Improvedのバージョンアップ(RC7 → RC8)
*2025年1月16日追記:リリースノートはV2.7.0 RC8となっていますが、V2.7.1 RC8の誤記と思われます。
今日の神奈川は、外気温が15℃まで上がり暖かいのですが、風の強い一日でした。
さて、WSJT-X Improved(devel)が先日マイナー・バージョンアップされたようで遅ればせながらバージョンアップを行いました。
これまで使用していたのは、昨年9月30日にリリースされたV2.7.1 RC7ですが、今年1月6日にRC8がリリースされました。いずれにしてもまだRCはRelease Candidate(リリース候補版)で、正式リリースではないので、もしバグを含んでいても使用者の責任で使用しているという見方もできます。
原版のリリースノートを訳したものを載せます。(正確には原版を参照ください WSJT-Xのメニュー:ヘルプ→リリースノート)
コンテスト時の新しいメッセージシステムと、主にS/Hモードでのバグ修正が含まれるようです。気になるところを青色にしておきました。
なおQMAPについてはhttps://wsjt.sourceforge.io/Quick_Start_WSJT-X_2.7_QMAP.pdfに説明があるようです。
2025 年 1 月 6 日
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WSJT-X 2.7.0 8 では、主にコンテスト向けの新しいメッセージ システムが導入されています。それ以外では、RC8 は主に、正常に機能している RC7 のバグ修正リリースです。
- WSJT-X メッセージ システムを使用すると、交信相手局を別の周波数またはモード (コンテスト中など) に QSY するようにうながしたり、一般的な短いメッセージを送信したりできます。メッセージ クリエーターと QSY モニターで構成されます。受信したメッセージはポップアップで表示されます。
- SuperFox/Hound モードのバグ修正と改善:
- ユーザー インターフェースで、SuperFox デコーダーのサブプロセス エラーにつながる可能性のあるパラメーターをユーザーが設定できないようになりました。
- 受信した OTP (ワンタイム パスワード) が 000000 の場合、SuperFox パスワード サーバーは呼び出されなくなりました。
- まれに発生する可能性のある境界エラーに対する保護。
- SuperHound モードから他のモードに切り替えるときに、"Tx even/1st" のチェックボックスに不整合が発生する問題を修正しました。
- SuperFox では、トランシーバーの Tx ダイヤル周波数が内部プログラム変数で適切にトラックされるようになりました。
- 天文データ ウィンドウが開いていないときに発生する可能性のあるプログラムのクラッシュを回避しました。
- WSJT-X を QMAP と一緒に使用すると、より直感的なナビゲーションが可能になります。アクティブ ステーション ウィンドウで 1 回クリックすると、呼び出す局を選択できるようになりました。ダブルクリックすると、Enable Tx もアクティブになります。
- 一部の macOS バージョンでのオーディオの問題を修正しました。
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